高潮・津波バリアー研究会とは津波漂流物で失われる大勢の命と財産を救うために漂流物を捕捉する装置や避難する装置を研究する港湾土木、建設資材、鋼構造の専門家からなる異業種研究集団です

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2007.06.15

釧路で津波バリアー第一号(一期工事)が完成しました

国内初の防護柵『津波スクリーン』

釧路市は地震の多発地域であり、「日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震特別措置法」で防災強化の推進地域に指定された130市町村のひとつです。釧路港は道東の重要な物流拠点であり、全国で初めて津波による漁船や車などの漂流物を止める津波バリアー(釧路市の呼称で津波スクリーン)の計画が2005年から進められ、2007年6月15日に全長140mの一部約40mが釧路川河口付近の岸壁に完成しました。

構造的な特徴は、海側と陸側に2列に5m間隔で柱を立て、津波時には海側の伸びるワイヤロープと太い鋼管で漂流物の衝撃を弱め、陸側の丈夫なワイヤロープで止める構造になっています。これにより基礎や鉄骨が小さくなり、低コストを実現しました。上部には2頭のクジラが仲良く向き合っているデザインの膜屋根があり、普段は市民がイベントを催す空間となっています。

また、この膜屋根は光を蓄えることが出来る蓄光膜でつくられており、地震等による停電の際にも、数時間ほどは自ら発光し、避難の目印にもなるように工夫されています。

津波による漁船や車などの漂流物を止める津波バリアー(釧路市の呼称で津波スクリーン) 釧路の津波スクリーン「クーたん」
「北海道新聞  2007年8月24日(金)」より
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